サービス・商品LTS Japan(東京都港区)は9日、製造業向けAI(人工知能)サービスを本格展開すると発表した。AI外観検査「Vsmart」や、文章による指示から3次元モデルを生成する「SenCAD」などを提供する。物流分野ではWMS(倉庫管理システム)の開発や、AGV(無人搬送車)の自律走行制御にも対応する。
Vsmartは、製造ライン上の製品をカメラで撮影し、AIが画像から傷やへこみ、部品の配置ミスなどを判定する。梱包工程ではパッケージ内の商品数を確認し、誤梱包や欠品の防止に活用できる。判定結果と撮影画像を管理用のパソコンへ自動送信し、複数の生産ラインを一括管理する仕組みも備える。
同社はVsmartの目標として、不良品の検出精度90%以上を掲げる。検査の自動化により、生産能力を約30%高めることも見込む。
SenCADは、自然言語による指示から3次元の部品モデルを自動生成する。専門的なCAD操作を習得していない利用者でも設計に参加でき、寸法や形状の調整にも対応。3Dプリンターで出力可能なSTL形式で書き出せるため、試作までの時間短縮につなげる。
物流関連では、WMSなど現場の運用システムを開発するほか、ロボットやAGVの自律走行制御を支援する。日本の倉庫会社向けに物流システムを開発し、在庫処理スピードの向上と業務標準化を実現した実績もある。さらに、カメラやセンサー、ロボットから得たデータへのラベリングを通じ、AI学習用データセットの構築にも対応する。
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