パナソニック、太陽光独立電源パッケージを開発

国際パナソニックエコソリューションズ社は25日、新興国などに多い無電化地域向けの太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を開発したと発表した。

「パワーサプライコンテナは、太陽電池と鉛蓄電池に加え、新開発のエネルギーマネジメントシステム「パワーサプライコントロールユニット」を搭載した。

高効率の同社製太陽電池モジュール「HITR240」を12枚搭載し、3キロワットの発電を行う。さらに、24台の蓄電池（17.2キロワット時）を搭載し、蓄電池から電力供給できる。

この製品を電源とするプロジェクト「中部ジャワ州カリムンジャワ島での電化促進による初等教育環境改善と貧困削減計画」が、在インドネシア日本大使館の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を活用した官民連携案件に採用され、24日にインドネシア・ジャカルタで署名式を行った。プロジェクトでは、離島地域の教育環境改善を目的に、電源システムをカリムンジャワ国立第一小学校へ納入する。