国際DPワールド(UAE)は10日、フィリピンの港湾運営会社アジアン・ターミナルズ(ATI)と共同で、マニラ南港にハイブリッド式のタイヤ式門型クレーン(RTG)6基を導入し、稼働を開始したと発表した。燃料消費と排出量を抑えながら、コンテナ取扱能力やトラックの構内処理能力を高める。
新型RTGは中国の上海振華重工(ZPMC)が製造した。コンテナを6段まで積み上げられ、自動走行方向制御や緊急停止、揺れ防止、トラック検知、シャシー位置調整などの機能を備える。将来的には完全電動式への転換にも対応できる設計という。今回の導入により、マニラ南港のRTGは29基となった。

(出所:DPワールド)
DPワールドとATIは同港で岸壁やヤード設備の更新を進めている。2025年初めには第3埠頭を延伸し、大型岸壁クレーン2基を導入した。こうした設備投資により、年間コンテナ取扱能力は21年の145万TEUから25年には200万TEUへ拡大し、4年間で40%近く増えた。
低排出化も進めており、25年には構内搬送用の電動車両15台と急速充電設備を導入した。26年末までに電動空コンテナハンドラー3台、電動リーチスタッカー2台、電動構内搬送車15台を追加する計画だ。
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