国際位置情報サービスを手がけるヒア・テクノロジーズ(オランダ)は10日、ドイツ・ハノーバーで開かれる「IAA TRANSPORTATION 2026」で、AI(人工知能)を活用した商用車向けルート最適化や配車判断支援の機能を披露すると発表した。渋滞やドライバー不足、輸送障害、直前の注文変更などで運行計画が崩れた際に、AIが影響を分析し、配車担当者に対応策を示す。

(出所:ヒア・テクノロジーズ)
同社は、交通状況や車両制約などを考慮するルート探索機能、配送先周辺で得られたドライバーからのフィードバック、ルート選定の理由や修正案を説明するAI機能を組み合わせる。計画段階で最適経路を算出するだけでなく、実際の運行状況に応じて計画を修正する仕組みを想定している。
大型車輸送では、車両規制などを踏まえて安全性や法令順守、生産性の観点から経路を選定し、その理由を説明するAIエージェントも紹介する。配送現場では、荷さばき場所や搬入口、配送先住所周辺のアクセス状況といった情報を蓄積し、将来のルート計画に反映する「HERE Last Meter Guidance」も活用する。
ヒアによると、商用車向け位置情報は90か国以上をカバーし、同社のAPIを利用したトラックのルート探索距離は月間2250億キロに上る。輸送管理システムなどへの組み込みを想定し、各国の道路規制や車両条件に応じたルート設定に対応する。
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