荷主DOWAエコシステム(東京都千代田区)は11日、電動車の駆動モーターからレアアース磁石を回収する技術の実証事業が、環境省の2026年度公募事業に採択されたと発表した。使用済み電動車からレアアース磁石を効率的に回収し、再資源化する仕組みの確立を目指す。
電動車や再生可能エネルギー関連機器の普及に伴い、駆動モーターなどに使われるネオジム磁石をはじめとするレアアースの需要が世界的に増えている。一方、レアアースは産出地域が偏っており、調達リスクへの対応や国内での資源循環が課題となっている。
DOWAエコシステムはこれまで、使用済み家電のモーターからレアアース磁石を回収する技術の開発・実証に取り組んできた。今回の実証では、その対象を電動車の駆動モーターに広げる。今後、電動車の普及によって廃車由来の駆動モーターが増えることを見込み、これまで培った回収技術や選別技術を活用する。
実証では、サプライチェーンを構成する関係者と協力し、使用済み電動車の駆動モーターなどからレアアース磁石を回収して再資源化する一連の工程を検証する。資源の回収率を高め、レアアースの国内循環を促進することで、国内の資源循環体制の強化につなげる。
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