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三菱商事、仙台市太白区で支援先のワイナリー完成

2015年9月28日 (月)

荷主三菱商事は28日、仙台秋保醸造所が七十七銀行からの融資と三菱商事復興支援財団からの5000万円の出資を活用し、仙台市太白区秋保町に建設していた「秋保ワイナリー」が完成したと発表した。29日からワインの醸造を開始し、今冬12月に初出荷を行う計画。

秋保ワイナリーは、県唯一のワイナリーとして、気仙沼市の山ぶどうなど東北産のぶどう、亘理町、仙台市産のりんごなどの原料を活かしたワイン、シードルを製造・販売する。

2016年に自社栽培ぶどうによるワインの生産を開始、21年には年間2万9000本のワインと7000本のシードルを生産、7400万円の売上を目指す。果実酒の販売以外にも、ワインの試飲コーナーを充実させるほか、ワイナリー内の施設を利用したワインの知識や飲み方を学習するセミナーの開催、畑や醸造施設などを見学するワインツーリズムを計画している。

将来的には、起業家向けにセミナーを開催し、ワイナリーの起業や運営に必要な知識と実践技術を学べる場を提供する。さらに、県内にワイナリーが新設される際にサポートを行うなど、宮城県産の果樹を利用したワイン造り(六次産業)を支援し、新たな雇用創出、耕作放棄地の解消を推進する。