拠点・施設東京応化工業(川崎市中原区)は15日、韓国の連結子会社TOK尖端材料が京畿道平澤市に建設していた平澤工場が完成したと発表した。投資額は約120億円で、2027年上期の稼働開始を予定する。韓国ではグループ2カ所目の生産拠点で、高純度化学薬品では同社グループ初の韓国国内生産拠点となる。

▲製造棟外観(出所:東京応化工業)
東京応化工業は、半導体製造に使う高純度化学薬品について、顧客の製造拠点に近い場所で生産して供給する「地産地消型」の事業を進めている。平澤工場では第1期として高純度化学薬品の製造棟を整備した。韓国国内で生産することで、顧客への迅速で安定した供給につなげる。
新工場の総床面積は約6300平方メートルで、高純度化学薬品の製造棟に加え、倉庫と付帯施設を設けた。製造棟には、最先端半導体製造に求められる高い清浄度を備えたクリーンルームエリアを整備し、高品質な製品の安定生産を図る。
東京応化工業は2012年、韓国でフォトレジストの研究開発、製造、販売を行う拠点としてTOK尖端材料を設立した。今回の平澤工場の完成により、高純度化学薬品でも韓国国内に生産・供給拠点を置く。同社は中期経営計画「tok中期計画2027」で強固なサプライチェーンの構築を掲げており、半導体市場の拡大を見据えて生産基盤の拡充に向けた設備投資を検討する。
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