国際米投資会社アレス・マネジメントとカナダの公的年金投資機関PSPインベストメンツは16日、米国の物流不動産を対象に最大24億ドルを投資する合弁事業を設立したと発表した。高成長市場にある収益性の高い物流施設を取得対象とし、初期ポートフォリオとしてカリフォルニア州、テキサス州、ニュージャージー州など主要物流市場の14物件、計520万平方フィートを組み入れる。
合弁事業では、アレスの物流不動産投資基盤と、PSPの大規模な資金投入能力を組み合わせる。物件取得や運営は、アレス傘下の物流不動産プラットフォーム「Marq Logistics」が担う。
Marq Logisticsは、アレスが北米・欧州で展開してきた物流不動産事業と、中国を除くGLPの物流不動産事業を統合したグローバルブランド。世界で2000物件超・5570万平方メートル超の物流施設を運用している。日本でも日本GLPが運営する物流施設のブランドを2026年9月から「Marq」へ移行しており、アレスは8月末、日本の物流施設開発を対象とする5号ファンドの募集を6120億円で完了した。
アレスとPSPは、米国内での生産回帰やデジタルインフラ整備、EC(電子商取引)需要の拡大を背景に、主要都市圏の物流施設需要が底堅いとみている。特に供給余地が限られるサブマーケットを中心に、収益性の高い物流施設への投資を進める方針だ。
今回の合弁事業では、アレスの物件取得・運営網とPSPの資金力を組み合わせ、米国の主要物流市場でポートフォリオ拡大を図る。アレスは日本でも大型物流ファンドの組成を進めており、米国と日本の双方で物流不動産への投資基盤を拡大している。
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