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MSC、カナダ2港経由で米中西部向け輸送強化

2026年10月5日 (月)

国際海運大手MSC(スイス)は9月30日、欧州・地中海地域から米国中西部向け貨物を輸送するルートとして、カナダのモントリオール港とハリファクス港を経由するクロスボーダー輸送の活用を打ち出した。米東岸港への依存を分散し、混雑や輸送障害発生時の代替経路を確保することで、サプライチェーンの柔軟性を高める狙い。

(出所:MSC)

同社のクロスボーダー輸送では、モントリオール、ハリファクス到着後に鉄道へ接続し、シカゴ、デトロイト、セントポールなど米中西部の主要市場へ輸送する。海上輸送と鉄道を組み合わせ、カナダ経由で米国内陸部までつなぐ。

欧州側では「Montreal Express」「Canada Express」を運航し、アントワープやルアーブルなど欧州北部の共通港から週2回の船積み機会を提供する。「MED-Canada」ではイタリア、スペイン、ポルトガルなど地中海沿岸の主要港からカナダ東岸へ直航する。

MSCは、米東岸の従来ルートに加えてカナダ2港を選択肢に加えることで、特定ゲートウェイへの依存低減や繁忙期の輸送計画の柔軟化につなげられるとしている。季節的な物量増加や港湾混雑などへの対応を含め、北米向け輸送で複数ルートを使い分ける需要を取り込む。

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