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DHL、供給網不安で重量貨物エクスプレス伸長

2026年10月8日 (木)

調査・データDHLジャパン(東京都品川区)は8日、2026年から世界展開を始めた重量貨物向け国際エクスプレス「Heavy Weight Express」で、1月から7月までのアジア太平洋地域の1日当たり取扱重量が前年同期比16%増えたと発表した。対象は中国を除く地域で、重要部品や機械、産業設備などを迅速に国際輸送する需要が伸びている。

(出所:DHLジャパン)

重量貨物全体のうち、コンピューターチップや半導体などのハイテク関連が34%超を占め、エンジニアリング・製造、自動車を合わせた3分野で全体の3分の2に達する。データセンター投資の拡大や半導体関連需要の増加により、重要部品を短納期で確保する輸送需要が高まっているという。

自動車分野の輸送重量は20%近く増加した。EVメーカーを含むアジアの自動車企業が海外展開を広げるなか、複数国から調達する部品の緊急輸送や、生産停止を避けるための越境輸送需要が増えている。

(出所:DHLジャパン)

地域別ではインド、フィリピン、ベトナム、日本、香港で重量貨物の伸びが大きかった。DHLは香港やマニラ、セブ、ハノイ、デリーなどで物流拠点を拡充しており、アジア太平洋地域で1000拠点、1日810便の航空ネットワークを展開している。

企業が在庫削減や輸送効率だけでなく、供給網寸断時の対応力や納期確実性を重視する動きが強まるなか、重量貨物でもエクスプレス輸送を活用するケースが広がっている。

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