財務・人事関通ホールディングス(HD)が15日発表した2027年2月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比18.6%増の102億7100万円だった一方、営業損益は5800万円の赤字となり、前年同期の7200万円の黒字から赤字に転じた。最終損益も1億3500万円の赤字で、前年同期の6100万円の黒字から悪化した。主力の物流事業で最大手顧客の出荷数量が大幅に減少し、労務費の調整が追いつかなかったことや、先行投資した物流拠点の空床に伴う賃料負担が利益を圧迫した。
物流事業の売上高は22.8%増の91億9100万円と増収を確保したが、セグメント損失は1億9100万円となり、前年同期の1億1500万円の赤字から損失幅が拡大した。一部既存顧客の取扱量が急減する一方、空床面積の増加や労務費などの固定費負担が残ったことが響いた。
システム販売事業は売上高3億700万円で40.0%減となり、470万円の赤字を計上した。自社WMS(倉庫管理システム)「クラウドトーマス」などの大型開発案件は進行しているものの、検収時期が下期へずれ込み、上期の利益計上に至らなかった。一方、新設したコマースDX事業は売上高1億1600万円、セグメント利益1900万円、サイバーセキュリティ事業も売上高1600万円、セグメント利益190万円と黒字を確保した。
同社は下期に、東大阪の2拠点を転貸化して固定費回収を進めるほか、関西の既存拠点を尼崎の主力施設へ集約し、空床解消と稼働率向上を図る。さらに中国企業との提携によるAMRや3Dソーターの導入、自社WMSとの連携を進め、省人化と倉庫内の面積効率向上を進める方針だ。
通期業績予想は、空床賃料負担や大型IT案件の検収時期のずれなどを精査する必要があるとして、従来予想をいったん取り下げ、未定とした。
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