ロジスティクスゼロは16日、7月にゼロ・プラス中部(名古屋市港区)の社長に就任した荻野氏のこれまでの経歴と、中部エリアで進める輸送体制づくりを紹介した。1993年に前身の日産陸送へ入社して以来、営業、配車、本社部門、拠点運営、グループ会社経営などを経験し、現場と経営の双方で培った知見を現在の組織運営に生かしている。
入社後は平塚拠点でオークション出品管理や配車、営業を担当し、その後は本社で試作車・実験車輸送や基幹受注システムの立ち上げ、輸送平準化プロジェクトにも携わった。名古屋、座間、神戸など各地の拠点を経験し、座間では拠点閉鎖に伴う車両やドライバーの配置転換も担当した。

▲社長に就任した荻野氏(出所:ゼロ)
2020年にはグループ会社の新和陸送社長に就任。新型コロナウイルスの影響で新車輸送が落ち込むなか、ゼロの中古車輸送網を活用して事業領域を広げた。その後、ゼロ・プラス東日本の社長として東北と関東をまたぐ車両・人員配置を進め、拠点単位ではなくグループ全体で輸送力を活用する「全体最適」を重視してきた。
現在のゼロ・プラス中部では、豊富な輸送需要に対し、限られたドライバーとキャリアカーをどう有効活用するかが課題となっている。荻野氏は、自走員とキャリアカーを組み合わせた輸送の見直しや、既存車両の稼働率向上を進めるとともに、複数種類のキャリアカーに対応できるドライバーの育成にも力を入れる。
一方で、効率化だけでなく、納期を守って確実に車両を届けることを輸送品質の基本に据える。人材面では、運転技術よりも「正直さ」や「真面目さ」を重視し、ミスを隠さず報告できる姿勢を求めるという。全国の現場を渡り歩いてきた経験を背景に、輸送効率と人材育成を両輪とした組織づくりを進めている。
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