M&AAPモラー・キャピタル(デンマーク)は15日、運用するAP Moller Capital – Emerging Markets Infrastructure Fund IIを通じ、三井物産からPortek International(シンガポール)の株式100%を取得する契約を締結したと発表した。Portekがアフリカ、アジア、欧州で展開する港湾ターミナル事業を取得する。取引完了には規制当局などの承認を含む通常の条件を満たす必要がある。
Portekは1988年設立の港湾ターミナル運営・エンジニアリング会社で、アルジェリア、ガボン、インドネシア、ラトビア、マルタ、ベトナムの6カ国にある7港湾ターミナルに権益を持つ。多目的ターミナルを通じて国内外の貿易を支えており、年間取扱量はばら積み貨物が約700万トン、コンテナが約70万個、車両が約9万台に上る。従業員は約1400人で、シンガポールやインドネシアを中心に港湾設備のエンジニアリング、運営、保守も手掛ける。
APモラー・キャピタルは買収完了後、Portekの現地運営チームと連携し、事業運営、ガバナンス、安全性、資本規律、排出量削減計画を含む環境パフォーマンスに重点を置き、同社の次なる発展段階を支援する方針だ。今回の買収は、同社が注力する運輸・物流インフラ分野に合致するものとしている。
APモラー・キャピタルは既にフィリピンのAC Logisticsやスペイン・中南米のBergé Logisticsに投資しているほか、Globex InvestissementとEuroportsの過半数株式取得でも契約を締結している。Portekの港湾事業は、こうした既存の物流関連投資を補完する位置付けとなる。
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