ロジスティクスゼロは3日、グループ最大の輸送会社ゼロ・プラス関東で7月に社長へ就任した柴崎康男氏のインタビューを公開した。柴崎氏は69歳で同社トップに就任。採用面接から早朝4時の現場朝礼まで自ら足を運び、「凡事徹底」と「生涯学習」を軸にドライバー育成や組織づくりを進めている。
柴崎氏は大学卒業後に日産自動車へ入社し、自動車工場での製造現場や夜勤を経験した。2011年の東日本大震災や、赴任先のタイで発生した大洪水では部品調達にも携わった。日産グループ退職後、59歳でゼログループに入り、安全品質部門や整備部門などを経てゼロの代表取締役副社長も務めた。

▲ゼロ・プラス関東の柴崎康男社長(出所:ゼロ)
現在は週5人程度の採用面接にも参加し、キャリアカー乗務員の仕事について、運転だけでなく車両点検や積み込み、ラッシングなど体力と技術を必要とする実態を求職者に伝えている。入社後のミスマッチを減らす狙いで、同社では社員紹介による採用者の定着率が高いという。
人材育成では、乗務前点検や指さし確認など基本動作の徹底を重視する。ゼログループは平塚にドライバー向けトレーニングセンターを設け、26年7月には「現場人財戦略部」も新設した。柴崎氏は、新型キャリアカーや車両の電動化・自動化、法改正などに対応するには、一人立ちした後も継続して学ぶ必要があるとしている。
年齢や経歴よりも、これまでの経験から何を学び、現在どう行動できるかを重視するのが柴崎氏の人材観だ。自身も定年後の年齢で経営の第一線に立ち続けており、現場との距離を保ちながら輸送人材の確保と育成に取り組む。
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