メディカル米マターネットは20日、英国の国民保健サービス(NHS)向けに展開するドローン配送網を拡大し、ロンドンのGreat Ormond Street Hospital for Children NHS Foundation Trustで、小児患者の病理検体輸送を開始したと発表した。英国の医療物流スタートアップ、エイピアンと連携して運用する。
新たなサービスでは、同病院と臨床検査会社ザ・ドクターズ・ラボラトリー(英国)が運営する近隣の検査施設を結び、緊急性の高い病理検体をドローンで輸送する。マターネットによると、従来の地上輸送と比べ、緊急配送にかかる時間を最大90%短縮できるという。今後は接続先を増やし、NHS内で配送網を拡大する計画だ。
Great Ormond Street Hospitalは、希少疾患や重症患者を多く受け入れる小児専門病院。従来の道路輸送ではロンドン市内の渋滞によって検体の到着が遅れる可能性があることから、ドローンを活用して検査施設までの輸送時間を安定させ、検査の早期着手につなげる。
マターネットは英国民間航空局から、ロンドンでNHS向けドローン配送を運用する承認を取得している。エイピアンは病院、検査機関、薬局をドローンや地上ロボット、ソフトウエアで結ぶ医療物流網を展開しており、すでにロンドンでNHS向けのドローン輸送を運用している。
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