サービス・商品米モーティブは19日、車両運行や安全管理のデータを基に、問題の兆候を検知して自動で対応するAI機能「Agents」を提供開始したと発表した。ドライバーへの連絡や整備指示、管理者への通知などをAIが自動で実行し、事故や車両故障の防止、運行コストの削減につなげる。
Agentsは、企業が既に収集している安全管理や車両運行のデータを監視し、設定した条件に応じて対応を実行する。専門的な技術知識は不要で、あらかじめ用意されたテンプレートやワークフローから条件とアクションを設定できる。

(出所:モーティブ)
具体的には、ドライバーの疲労兆候を検知した際の休憩誘導や、悪天候が運行ルートに接近した場合の警告、車両の故障コードを検知した際の整備指示などに対応する。故障時には整備管理システム上で作業指示を発行し、対象車両を運行停止に設定することもできる。
このほか、過度なアイドリングをリアルタイムで検知し、車載機器を通じてエンジン停止を促す機能も備える。外気温も考慮し、高温・低温時に必要なアイドリングは対象から除外する。
同社は年内に、AIアシスタント「Atlas」がドライバーに電話をかけ、安全な対応方法などを案内する機能を追加する計画。2027年初めには、「事故を減らす」「定時運行率を高める」といった目標を自然言語で入力すると、AIが必要な監視条件や対応方法を設定する機能も提供する。
モーティブによると、ダウンタイムやコンプライアンス違反、不要なアイドリングなど、予防可能な運行上の問題による損失は年間460億ドルに上るという。同社はAgentsにより、管理者がアラート確認やドライバーへの電話、対応状況の確認に費やしてきた作業を自動化し、車両台数や事業規模の拡大に伴う管理負担を抑えるとしている。
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