フードスペースデータ(東京都港区)は26日、人型ロボットによるラーメン搬送を題材に、液体の揺れと搬送時間を比較する物理シミュレーションデモ「RamenLab」を公開したと発表した。ロボットの現場実装基盤「RobotBrain」(ロボットブレイン)を使い、液体を運ぶ際の動作条件を導入前に検証できる。

(出所:スペースデータ)
物流や飲食などでロボット導入が進むなか、液体の入った器を運ぶ場合、決められた経路を正確に通っても、動き出しや停止によって液面が揺れる。揺れを抑えるために動作を調整すると到着が遅れる場合もあり、RamenLabでは揺れの大きさと搬送時間を同時に比較する。
デモでは、人型ロボットがラーメンの丼を載せたトレーを片道0.65メートル往復させ、通常の搬送動作と、スープが揺れる周期を考慮した動作を同じ条件で再生する。初期設定では、停止後に残る波の大きさが通常動作の4.08ミリに対し、調整した動作では0.09ミリとなり、到着は0.28秒遅れる結果を示した。
RobotBrainは、仮想空間でロボットの機種や台数、配置、制御、安全条件などを検証して実機に反映し、現場で得た走行・作業データを再び仮想空間へ戻す仕組みを持つ。スペースデータは今後、物理シミュレーションの題材を拡充し、ロボットの導入前検証に活用する。
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