拠点・施設鴻池運輸は27日、ベトナムのグループ会社アンファAGが、ベトナム北部バクニン省に冷凍・冷蔵対応の物流拠点を新設すると発表した。2027年6月に着工し、28年1月の稼働開始を予定する。同社によると、ベトナム北部で日系企業が運営する冷凍・冷蔵倉庫は初めてという。

▲冷凍・冷蔵倉庫の完成イメージ(出所:公募池運輸)
新倉庫の延床面積は1万2300平方メートルで、鉄骨平屋造。保管能力は1万1600パレットで、冷凍、冷蔵、常温の各区画に加え、空調管理区画を設ける。冷凍食品や冷蔵食品、生鮮品など食品・食品原料を主に取り扱う。運営は、同じくグループ会社のコウノイケ・ビナトランス・ロジスティクス(K-Vina)が担う。
鴻池運輸は、所得水準の上昇や都市化、小売店舗の拡大を受け、ベトナムで温度管理を必要とする食品や医薬品の物流需要が増えているとみる。特に北部では、コンビニエンスストアやスーパーマーケットの出店が進む一方、冷凍・冷蔵に対応した倉庫が十分に整備されていないとして、新拠点の建設を決めた。
新倉庫は、K-Vinaが展開する全長2000キロの南北定温幹線輸送サービス「KONOIKE VINA EXPRESS」と接続する。南部で集荷した商品を北部で保管し、コンビニやスーパー、レストラン、ホテルなどに配送する一貫体制を構築する。
鴻池運輸グループは26年7月、南部タイニン省でも新倉庫を稼働させており、今回の北部拠点と合わせて南北の定温物流機能を強化する。今後はダナン、カントー、ハイフォンなどでも定温物流機能の整備を検討し、ベトナム全土をつなぐコールドチェーンの構築を進める。
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