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マルテウロップ、中国製麦工場買収で物流網拡充

2026年10月27日 (火)

▲製麦工場(出所:マルテウロップ)

M&Aフランスの穀物協同組合グループ、ヴィヴェシア傘下の製麦大手マルテウロップは、中国・江蘇省塩城市近郊にあるチュンレイ・モルティングの製麦工場を買収した。買収は2026年夏に完了しており、中国国内での生産能力と物流拠点を拡充するとともに、アジアや輸出市場向けの供給体制を強化する。

取得した工場は上海から北へ300キロの位置にあり、主要な輸出インフラにも近接する。年間22万トンの麦芽生産能力を持ち、ビール20億リットル分の原料に相当するという。同社は既存の河北省保定拠点に加えて塩城拠点を運営することで、中国国内のビールメーカー向け配送と海外市場への輸出の双方で供給網を広げる。

マルテウロップは中国進出から30年を迎え、同国で商業用麦芽を生産する唯一の外国企業として事業を展開している。ヴィヴェシアは今回の買収に続き、将来的な生産能力の拡大に向けた追加投資も視野に入れている。

塩城工場では、地元で調達した稲わらを中心とするバイオマスを熱源に使用するほか、風力・太陽光発電と蓄電池を組み合わせた電力を活用する。生産・供給基盤の拡大とあわせて低炭素型の製造体制を構築し、麦芽の生産から国内配送、輸出までを含むサプライチェーンの競争力向上を図る。

マルテウロップは4大陸14か国に20工場を展開する世界大手の麦芽メーカーで、ビールやウイスキー向けに麦芽を供給している。

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