国際アークティック・ゲートウェイ・グループ(AGG)、センターポート・カナダ、DPワールド・カナダの3者は26日、カナダ・マニトバ州を軸とした新たな貿易・物流回廊の構築に向け、覚書(MOU)を締結した。チャーチル港、ハドソン湾鉄道、内陸港のセンターポート・カナダと、DPワールドの世界的な物流網を結び、港湾運営や物流サービスの強化を検討する。
構想では、カナダ北部のチャーチル港と内陸物流拠点を鉄道で接続し、さらにDPワールドの港湾・倉庫・物流ネットワークにつなげる。既存の輸送ルートを補完する新たな選択肢を確保し、輸出入経路の分散やサプライチェーンの強靱化を図る狙いがある。欧州とアジアをカナダ経由で結ぶ複合一貫輸送ルートとしての活用可能性も検討する。
センターポート・カナダは、トラック、鉄道、航空貨物を結ぶカナダ最大級の内陸港で、1000社超が立地する。近年は15億ドル規模の民間投資を呼び込み、過去8年間で350万平方フィート超の産業施設が建設済みまたは建設中という。
一方、チャーチル港では穀物やカリ、重要鉱物、ヌナブト向け生活物資など、取り扱う貨物の多様化が進んでいる。AGGは同港とハドソン湾鉄道を所有・運営しており、西カナダの資源を海外市場へ運ぶ北極圏ルートの拡大を目指している。
DPワールドはカナダで年間100万TEU超を取り扱う。3者は今後、港湾機能や鉄道、内陸物流拠点を一体的に活用した輸送回廊の可能性や、民間投資を含む物流インフラ強化策を検討する。
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