M&AElevationSpace(エレベーションスペース、仙台市青葉区)は29日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と、先進的な宇宙輸送と微小重力利用に関する協力覚書を締結したと発表した。
宇宙から物資を地上へ運ぶには、大気圏再突入時の空力加熱への対応や機体の誘導制御が必要となるが、実際の再突入環境を地上試験で完全に再現することは難しい。両者はDLRの地上試験設備や解析技術、観測ロケットによる実験実績と、ElevationSpaceが開発する軌道から再突入可能な宇宙機を組み合わせる。地上試験やシミュレーションと飛行データを照合し、空力や熱防護、機体健全性監視、飛行制御などの技術向上につなげる。
微小重力環境を利用した材料研究や製造分野でも連携する。ElevationSpaceの軌道上実証・回収衛星「ELS-R」(イーエルエスアール)などを活用し、軌道上で材料実験や製造実証を行った後、試料を地上へ回収して分析する一連の仕組みを検討する。国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了を見据え、地上や観測ロケットでの研究から軌道上実証へ段階的に進める枠組みの構築を目指す。
今後は技術交流を進め、ElevationSpaceの宇宙機を活用した最初の共同実験・実証テーマの選定に向けて検討する。

(出所:ElevationSpace)
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