M&A大日本印刷(DNP)は19日、宇宙スタートアップのElevationSpace(エレベーションスペース、仙台市青葉区)と資本業務提携契約を締結したと発表した。
提携の目的は、宇宙環境で使用される材料・部品の信頼性向上と安定供給体制の構築。両社は、ElevationSpaceが開発を進める軌道上実証・回収技術と、大日本印刷が持つ材料分析・評価技術を組み合わせる。宇宙空間で実際に使用した材料や部品を地球低軌道で実証した後に回収し、地上で性能や劣化状況を分析するワンストップサービスの構築を目指す。
現在、宇宙空間で実証した材料や部品を地上に持ち帰る機会は、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士帰還時などに限られている。両社はより高頻度で効率的な回収・評価を可能にすることで、宇宙機器向け材料・部品の開発サイクル短縮と信頼性向上を図る。
また、大日本印刷はElevationSpaceが開発する宇宙実証・回収機に使用される耐熱材料などについても分析・評価を実施する。材料の組成や耐久性を検証し、評価基準やグレード設定を支援することで、機体開発の効率化と性能向上につなげる。
今後、両社は宇宙実証・回収・分析サービスを宇宙産業への参入を目指す企業向けに提供し、宇宙機器向け材料・部品の信頼性向上と安定供給体制の構築を支援する。
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