拠点・施設三井不動産と日鉄興和不動産(東京都港区)は2日、京都府八幡市で大規模物流施設「MFLP・LOGIFRONT京都八幡II」を着工した。地上4階建て、延床面積16万1565平方メートルのダブルランプ型施設で、2028年9月末の完成を予定する。同じ敷地で先行開発する「MFLP・LOGIFRONT京都八幡I」と合わせ、関西広域の配送需要に対応する物流拠点を整備する。

▲「MFLP・LOGIFRONT京都八幡Ⅱ」外観パース(出所:三井不動産)
建設地は第二京阪道路・京田辺松井インターチェンジ(IC)から3.7キロ、新名神高速道路・八幡京田辺ICから2.8キロに位置する。大阪、京都など関西の主要消費地へのアクセスを生かし、広域配送や大規模な在庫保管、仕分け、出荷業務への対応を想定している。
施設は敷地面積7万8815平方メートル、鉄骨造の地上4階建て。各階に車両が直接乗り入れられるダブルランプ方式を採用し、1フロア当たり3万4000〜3万9000平方メートルの倉庫空間を確保する。建物の長辺は400メートルで、保管、仕分け、出荷などの工程を配置しやすい平面構成とした。全階の倉庫エリアは2トンフォークリフトの走行に対応する。
車両関連設備は普通車駐車場585台、トラック待機場35台、トラックバース310台の計930台規模を整備する。すべてのトラックバースでロングウイング車が接車でき、1階東側には南北両面にバースを配置する。大型車の入出庫や構内動線の効率化を図る。
災害対策では、最大72時間の稼働に対応する非常用発電機を設置するほか、近隣を流れる大谷川の浸水リスクを踏まえて敷地をかさ上げする。敷地内には雨水貯留槽や湛水池を設け、周辺地域の治水機能向上にも配慮する。
従業員の作業環境では、上層階の倉庫内に空調設備を設け、4階北側にはラウンジとテラスを整備する。施設内には売店も導入する計画で、物流施設で働く人の休憩環境や利便性を高める。
また、地域農業との連携策として、地元産品を使った弁当などを施設内で販売するほか、三井不動産グループの通販サイト「&mall」(アンドモール)を通じた地域農産物や食品の販売も予定する。物流施設を地域産品の販路拡大にも活用する考えだ。
先行する京都八幡Iは26年3月16日に着工しており、延床面積8万359平方メートル、27年8月末の完成を予定する。2棟の延床面積は合計24万1924平方メートルとなり、28年9月末の京都八幡II完成によって一体的な開発計画が完了する見通しだ。
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