ロジスティクス自動倉庫システムを手掛けるAutoStore System(オートストアシステム、東京都港区)は4日、トラスコ中山が愛知県北名古屋市の物流拠点「プラネット愛知」に導入したキューブ型自動倉庫システム「AutoStore」の稼働状況を発表した。10万個の収納ビンと100台のロボットを備える国内最大規模のシステムで、5月18日に稼働を開始した。現在は拠点の出荷量の4割を担っており、2030年に100万アイテム以上の在庫保有を目指す同社の物流基盤となっている。
システムはオカムラが導入を担当。幅82メートル、奥行き66メートル、高さ5.5メートルの格子状の保管設備に、17段で10万個のビンを収納する。上部を100台のロボットが走行し、必要な商品を収納したビンを22か所のカルーセルポートへ搬送する仕組みで、計算上の出庫能力は1時間当たり2640行に上る。

(出所:AutoStore)
高密度保管によって、従来の平棚方式と比べ、保管に必要なスペースを3分の1に集約した。出荷頻度の高い主力商品から注文頻度の低いロングテール商品まで幅広く収納し、商品を作業者のもとへ搬送することでピッキング作業の効率化を図っている。稼働開始から3か月時点では、10万個のビンのうち8万個が使用されていた。
トラスコ中山がAutoStoreを導入するのは、18年の初導入から数えて5拠点目。既存4拠点で培った運用実績を踏まえ、プラネット愛知では建物の計画段階から10万ビン規模のシステム導入を前提に施設を設計した。

▲プラネット東海で稼働するAutoStore
同社は全国30か所に物流センターを展開し、現在は63万アイテムの在庫を保有する。工具や工場用副資材など多品種の在庫を強みとしており、30年には保有アイテム数を100万以上に拡大する。プラネット愛知の自動倉庫を活用し、在庫品目の増加と出荷量の拡大に対応する。
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