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危険物物流の拠点整備進む、三和建設が62棟

2026年11月4日 (水)

拠点・施設三和建設(大阪市淀川区)は4日、危険物倉庫・機能性倉庫の建設ブランド「RiSOKO」(リソウコ)が設計・施工した危険物倉庫の完成実績が累計62棟、5万1690.41平方メートルに達したと発表した。直近1年間では20棟、1万8000平方メートルが完成した。

(出所:三和建設)

実績拡大の一つとなった日新の「神戸化学品センター」(神戸市西区)は10月13日に開業。危険物倉庫5棟に高圧ガス倉庫、普通倉庫、危険物屋外貯蔵所を備えたケミカル物流拠点で、冷凍・冷蔵に対応する危険物倉庫では温度管理が必要な化学品を保管できる。移動ラックを導入し、限られた床面積での高密度保管にも対応した。危険物倉庫全棟には奥行き5メートルのひさしを設け、雨天や猛暑時の荷役負担軽減も図った。

▲冷凍・冷蔵に対応する危険物倉庫の倉庫内(出所:三和建設)

発表によると、国内の営業用危険物倉庫の所管面積は2019年6月の58万3000平方メートルから24年12月には78万6000平方メートルへ35%増えた。リチウムイオン電池や電子材料の物流量増加に加え、EC(電子商取引)でスプレー缶、化粧品、アルコール製品、電池内蔵製品などの取り扱いが広がっていることなどが需要を押し上げている。一方、危険物倉庫は建設できる用途地域や建物規模などに制約があり、建築費の高騰も供給の課題となっている。

▲移動ラックを備えた危険物倉庫の内観(出所:三和建設)

三和建設は現在、福岡市で危険物倉庫2棟を建設しており、完成後の実績は累計64棟となる見込み。今後はEC物流で増加する電池内蔵製品のほか、温度管理や自動化など高機能化への対応も進める。12月2日には、神戸化学品センターを事例に消防協議や設計プロセスを解説する無料オンラインセミナーを開催する。

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