ロジスティクス貿易DX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォームを運営するトレードワルツ(東京都港区)は4日、「TradeWaltz」のシステム基盤を全面刷新し、2027年1月から段階的に提供を開始すると発表した。商流・物流・金流のデータ連携を強化するとともに、ブロックチェーン技術を活用したセキュリティー対策やAIを前提とした開発環境を整備する。27年6月には輸出入の主要機能を全面提供する計画だ。
従来のシステム構造を根本から見直し、貿易情報を業務単位で柔軟に管理・共有できるデータモデルへ移行する。これまで物流部門を中心としていた利用範囲を、営業、財務会計、コンプライアンスなどの部門にも広げ、企業内外での情報連携を円滑にする。
セキュリティー面では、クラウド環境とブロックチェーン技術を組み合わせ、貿易書類や取引データの改ざん防止、真正性の確保を図る。サプライチェーンを標的としたサイバー攻撃や情報漏えいのリスクが高まるなか、単一障害点やデータの一括流出につながるリスクを抑える設計とする。
また、AIを活用した機能開発を前提とする「AIネイティブ」な開発基盤を採用する。利用企業の要望や制度変更に応じた機能追加を迅速化し、他社の物流・貿易プラットフォームや公的システム、生成AIツールなどとの接続にも対応しやすい構造へ改める。
移行は2段階で進める。27年1月には輸入業務を中心とした主要機能を新基盤で先行提供し、同年6月に輸出機能を統合する。輸出入の貿易手続きを扱う実務基盤として全面稼働させた後も、機能拡張を継続する。
貿易実務では、荷主、物流事業者、金融機関など複数の関係者が関わるなか、企業間の情報連携の分断や、実務とシステム運用のずれ、制度・環境変化への対応の遅れが課題となっている。トレードワルツは今回の基盤刷新を通じ、貿易に関わるデータの共有範囲を広げ、業務効率とシステムの安全性を高める。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集局にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集局直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集局
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。
































