国際港湾・物流大手のDPワールド(UAE)は2日、中国と東・南部アフリカを結ぶ新たな定期海上輸送サービス「China Africa Link」を11月下旬に開始すると発表した。週1回運航し、中国の主要輸出港とタンザニア、モザンビークを結ぶ。アジアとアフリカ間の海上輸送網を拡充し、荷主の輸送ルートの選択肢を増やす。
新サービスは同社の海運事業部門「Shipping Solutions AMEA」が運営する。寄港地は上海、寧波、南沙(中国)、ポートクラン西港(マレーシア)、ダルエスサラーム(タンザニア)、マプト(モザンビーク)、シンガポール、上海の順。中国の主要輸出拠点から東アフリカ、南部アフリカへの輸送接続を強化する。
主な輸送品目として、中国発の機械類、電子機器、建設資材、自動車部品などを想定する。アフリカ発では農産物や鉱物資源などを扱い、双方の貿易需要に対応する。DPワールドは新航路の開設により、既存の輸送網を補完し、地域間の貨物流動を支える。
同社は港湾、海上輸送、内陸輸送を一体的につなぐ「Connected Trade Corridors」構想を進めている。アフリカの主要港への接続を増やし、荷主が輸送経路を柔軟に選択できる体制を整える。
アフリカでは港湾設備への投資も進めている。モザンビークのマプト港では1億6500万ドルを投じてコンテナターミナルを拡張し、コンテナ取扱能力を2倍超に拡大する計画だ。タンザニアのダルエスサラーム港でも5億ドル超を投じて港湾設備の近代化を進める。
DPワールドは新たな定期航路と港湾設備の拡充を組み合わせ、中国とアフリカ間の輸送能力や接続性を高める。アジアとアフリカを含む新興国間の貿易拡大を見据え、海運と港湾事業の連携を強化する。
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