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数千点の部品調達を数分で、ミスミが新基盤

2026年11月5日 (木)

荷主ミスミグループ本社は4日、次世代基幹システム「NEWTON」のグローバル展開を9月に完了したと発表した。全13カ国・地域の現地法人に導入し、大口注文の見積もりや調達を迅速化する。将来はAIによる自動調達への拡張も見込む。

NEWTONは顧客、サプライヤー、ミスミをつなぐ基幹システムで、外部システムとAPIで接続できる構造を採用した。グローバル800社以上のサプライヤー在庫とミスミの生産能力をリアルタイムで統合する「D-JIT」の運用基盤となる。従来は在庫の確保や見積もりに数日から数週間かかっていた数千点規模の大口注文でも、EC(電子商取引)サイト上で納期回答を受け、数分程度で調達を完結できるとしている。

▲NEWTONの概略図(クリックで拡大、出所:ミスミグループ本社)

同社は機械部品や工具、消耗品など4000万点超を取り扱っており、品ぞろえの拡大による旧システムへの負荷が課題となっていた。このため2020年にNEWTONの開発を始め、6年かけて全面刷新した。AIチャットとの連携では発注後の変更やキャンセルを24時間365日処理でき、顧客の待ち時間を85%削減したという。開発速度も従来の3倍、開発コストは3分の1となった。

今後は社外の生産管理システムとの連携を広げ、見積もりや注文、納品情報の取得などを生産管理システム上で完結できるようにする。さらにBOMをアップロードすると、AIが世界中から部品を選定し、注文まで自動で行う「完全自動調達」への拡張も想定する。サプライヤー側も発注予定や在庫状況をリアルタイムで把握し、計画的な生産につなげられる仕組みを目指す。

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