国際米物流ソフトウエア企業シップステーションは3日、クラウド型統合基幹業務システム(ERP)を提供するアクマティカ(米国)との戦略的提携を拡大し、両社のシステム連携を強化したと発表した。1万社に上るアクマティカの顧客企業が、AIを活用した出荷・配送管理機能を利用できるようにする。受注情報から梱包、配送までの業務を一元化し、物流現場の作業負担や配送コストの削減を図る。
機械学習を活用して注文情報から適切な梱包箱の種類や荷物の寸法、重量を予測する機能を提供する。出荷作業時の手作業による計測やデータ入力を減らし、梱包工程の迅速化につなげる。荷物の容積重量に基づく追加料金の発生を抑える効果も見込む。
また、自然言語で物流業務のデータを分析できる対話型分析機能を提供する。物流管理者はシップステーションの管理画面上で質問を入力するだけで、配送費用の内訳や運送会社の遅延状況、処理が滞っている注文などを確認できる。専門的なデータベース操作を必要とせず、出荷状況を把握できる仕組みだ。
配送先住所の自動検証機能も組み込み、送り状発行前に住所情報の不備を確認し、住所修正に伴う追加料金の発生を抑える。未使用や無効となった配送ラベルを抽出し、運送会社への返金申請を支援する機能も備える。
両社のシステムを導入している米皮革製品メーカーのサドルバックレザーでは、在庫・財務管理と出荷業務を連携させ、注文状況や追跡番号などの情報を手作業なしで同期している。1日に数百個の荷物を出荷する業務を支えているという。
今回の機能強化は、アクマティカの既存・新規顧客向けに世界各国で提供を開始している。アクマティカが持つ350社以上の導入支援パートナー網を通じ、中堅の小売業者や卸売業者、製造業者への展開を進める。
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