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川崎重工、液化水素の大型荷役アーム開発

2026年11月5日 (木)

▲大型液化水素ローディングアームのイメージ(出所:川崎重工業)

荷主川崎重工業は4日、液化水素運搬船と陸上設備の間で荷役を行う、口径12インチ以上の大型液化水素ローディングアームの開発に着手したと発表した。将来の液化水素サプライチェーンの大規模化を見据え、船陸間荷役の処理能力を高める。2033年度の上市を目指しており、開発目標を達成すれば液化水素用として世界最大となる見込み。

液化水素の需要拡大に対応するには、海外から大量に輸送し、受け入れ拠点で効率的に荷役する体制が必要となる。液化水素運搬船の大型化に伴い、船と陸上設備をつなぐ荷役設備にも処理能力の向上が求められる。今回開発するローディングアームは、大規模な液化水素輸送を支える中核設備と位置付ける。

川崎重工は、商用仕様の口径6インチ液化水素ローディングアームを共同開発した際に得た知見を活用する。口径12インチの場合、同一流速での配管断面積を基準とした液化水素の処理能力は6インチ型の4倍となる。大型化に伴う構造や流動、操作、保守上の技術課題に対応するとともに、船陸間継手にはフランジ接続方式を採用する計画。

開発では液化水素ローディングアームの国際規格「ISO 24132」への準拠を前提とし、安全性や信頼性、操作性、保守性の確保を進める。川崎重工は大型設備の開発を通じて液化水素荷役設備の製品群を拡充し、液化水素の大量輸送を支えるインフラ技術の高度化とサプライチェーンの拡大につなげる。

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