行政・団体北陸信越運輸局は2日、管内各県のトラック協会に対し、トラクターとトレーラーの連結部が外れる事故が短期間に相次いだとして、分離・脱落事故の防止を求める注意喚起文書を発出した。連結装置の確実な点検や適切な連結作業を徹底し、運転者や作業員への教育・訓練を改めて実施するよう求めている。
同局によると、4月6日7時ごろ、大型トラクターとトレーラーが荷主先へ走行中、緩やかな右カーブで突然分離し、トレーラーが沿道の住宅に衝突して一部を損壊した。また3月24日17時ごろには、濃硫酸を積載したタンクセミトレーラーの連結部が走行中に外れ、道路上で走行不能となった。積み荷の漏えいや人的被害はなかったものの、片側2車線のうち1車線で約9時間にわたる交通規制が発生した。
事故原因は調査中だが、同局はトラクターとトレーラーをつなぐカプラのロック不完全や連結状態の確認不足、連結装置の作動不良などが要因として考えられるとしている。連結作業ではカプラのメーカーが定める手順に従い、運行前にはカプラ、キングピン、ロック機構などが確実に締結・ロックされているか確認するよう要請した。
確認に当たっては音や感覚だけに頼らず、目視や引き離し確認を徹底する。連結装置の摩耗や劣化にも注意し、定期点検や整備を確実に実施するよう求めた。あわせて運転者や作業員に対し、連結装置の重要性や確認手順について改めて教育・訓練を行い、重大事故の防止につなげるよう促している。
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