アパレルCuebus(キューバス、東京都台東区)は4日、世界的フットウエアアパレルブランドA社の山梨県内の物流拠点に、3階層の立体自動倉庫システム「CUEBUS Pallet 200kg」を導入すると発表した。350平方メートル超の空間を立体的に活用し、パレットの高密度保管と自動搬送を可能にする。同社によると、リニアモーター式でパレットを扱う多階層立体型システムは世界初という。
物流現場では、人手不足への対応に加え、限られた倉庫空間の有効活用が課題となっている。今回のシステムは3階層の保管エリアと階層間搬送リフトを組み合わせ、高さ方向まで活用する。1トレイ当たり最大200キロを積載でき、パレットを載せたトレイを入出庫ステーションと保管エリアの間で自動搬送する。商品を作業者の手元まで運ぶGoods-to-Person方式の運用にも対応する。

(出所:Cuebus)
入庫時は、段ボールを積んだパレットをフォークリフトで入庫ステーションのトレイに直接載せ、その後は保管エリアまで自動搬送する。床面のタイルに組み込んだリニアモーターでトレイを駆動するため、トレイ自体にはモーターやバッテリーを搭載せず、充電作業も不要となる。既存の倉庫管理・入出庫システムともデータ連携し、入出庫指示に応じて商品を搬送する。
Cuebusは今後、パレットタイプや75リットルの折り畳みコンテナタイプなど、搬送物や運用に応じた製品展開を進める。将来は自動物流道路やフィジカルインターネットとの接続も視野に、倉庫内の保管・搬送と拠点間輸送をつなぐ物流基盤への発展を目指す。
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