国際フェデックス(米国)は5日、中国・上海で開催される「第9回中国国際輸入博覧会」(CIIE)に出展し、AIを活用した物流技術や自動配送、国際輸送ネットワークの取り組みを紹介すると発表した。展示では、完全電動の自動運転配送車両を公開するほか、スマート通関申告やデジタル輸送ソリューションなど、越境物流の効率化に向けた技術を取り上げる。
同社は中国での物流ネットワーク拡充を進めており、過去1年間に広州とマレーシア・ペナン、クアラルンプール、タイ・バンコク、豪州・シドニーなどを結ぶ航空輸送網を強化した。また、中国南方航空の物流部門と戦略的協力に関する覚書を締結し、航空貨物ネットワークの強化を図っている。
デジタル分野では、AIを活用した通関申告機能やデジタル出荷サービスに加え、中国東部の施設に導入した自動化技術を紹介する。医療・ヘルスケア製品の温度管理輸送やEC(電子商取引)向け物流など、高付加価値貨物への対応も強化している。

(出所:フェデックス)
環境対応では、2026年に中国東部で初の太陽光発電プロジェクトを開始したほか、寧波では同社のアジア太平洋地域で初となる集配車両の完全電動化を実施した。現現在、同社が中国国内で保有する車両の3分の1程度が電動化されているという。
同社は今回の展示を通じ、AIや自動化技術による物流業務の効率化と、国際輸送ネットワークの強化を通じたサプライチェーンの安定化を訴える。
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