財務・人事住友倉庫が5日発表した2027年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比7.1%増の1035億2200万円、営業利益が同23.6%増の67億600万円、最終利益が36.7%増の94億3300万円となった。国際一貫輸送や航空貨物輸送の増収を中心に物流事業が伸びたほか、不動産事業の収益拡大も寄与した。最終利益は政策保有株式の一部売却による利益計上も押し上げ要因となった。
物流事業の売上高は6.5%増の976億300万円、営業利益は10.7%増の71億9600万円だった。倉庫業では定温貨物などの取扱量増加により、倉庫収入が1.8%増の167億6500万円となった。港湾運送業では一般貨物やコンテナ貨物の荷さばきによる収入が増加し、港湾運送収入は4.8%増の176億6700万円となった。
国際輸送業では、国際一貫輸送や航空貨物輸送の増収に加え、為替の影響もあり、収入が14.3%増の300億9800万円と大きく伸びた。陸上運送ほかの収入も貨物取扱量の増加などにより3.5%増の330億7200万円となり、物流事業の各分野で増収を確保した。
同社は国内物流でコスト上昇に対応した適正料金の収受を進める一方、海外では26年8月にインド現地法人を設立した。日本やアジア、欧州、北米とインドを結ぶ国際輸送サービスの拡充を図っている。
不動産事業は、販売用不動産の売却や賃貸オフィスビルの賃料収入増加などにより、売上高が15.6%増の62億1800万円、営業利益が34.2%増の29億4200万円となった。26年8月には埼玉県三郷市で建設を進めていた物流施設も竣工した。
27年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比1.9%増の2000億円、営業利益は同6.9%増の122億円、最終利益は2.6%減の172億円を見込む。物流事業では売上高1890億円、営業利益140億円を予想している。
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