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三井造船、レプタ社向け5.6万トンばら積み船を引渡し

2014年5月21日 (水)

荷主三井造船、レプタ社向け5.6万トンばら積み船を引渡し三井造船は21日、千葉事業所で建造していたレプタシッピング社(リベリア)向け5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「キングバトンルージュ」が完成し、同事業所で引き渡した。

160隻を超える引き渡し実績を持つ同社の5万6000トン型ハンディマックス・バルクキャリアー「三井56」の高い汎用性と信頼性を踏襲しつつ、電子制御エンジンを採用し、船体形状を最適化した新船型「neo56BC」の3番船となる。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、全長190メートル未満、国内外の港湾に配慮した汎用性を確保した。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆など多様なバラ積み貨物に対応できるほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応する。

船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮。長さ・幅ともクラス最大級のハッチ開口を備えている。

また、SOx排出規制強化に配慮し、ECA(排出指定海域)内の航行に対応できる低硫黄燃料油専用のタンクを搭載。国際船級協会連合(IACS)共通構造規則(CSR)を適用している。