IHIマリンユナイテッド、日本郵船に大型コンテナ船を引き渡し

ロジスティクスIHIマリンユナイテッドは1日、呉工場（広島県呉市）で日本郵船向け9300個積みの大型コンテナ船を2月28日に引き渡したと発表した。2009年から同社向けに建造している同型船のうちの第3番船で「NYK ARCADIA（エヌワイケー・アルカディア）」と命名された。

これまでの同クラス船のコンテナ積載数が8600個積みであるのに対し、9300個積みへと大幅に積載数を増大させている。また積載数の増大にもかかわらず、同クラス船と比べて主機関のシリンダー数を1つ削減したことにより、燃費を大幅に削減することに成功した。IHIマリンユナイテッドでは「こうした改良の結果、輸送効率の向上、環境負荷低減に大きく貢献する最新鋭のコンテナ船として活躍が期待される」としている。