サッポロHD、東北・首都圏への出荷を停止

話題サッポロホールディングスは14日、東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）による影響をまとめた。サッポロビールの仙台工場（宮城県名取市）、千葉工場（千葉県船橋市）で建物、設備の一部に損傷などが生じ、操業を停止している。現在、設備の損傷状況などを詳細に確認中で、今後の操業再開は「今のところ未定」。

また、このほかのサッポロビール工場、同社グループの一部生産拠点でも操業を見合わせている設備があり、それぞれ建物・設備などの点検が終了し、安全の確認ができ次第、操業を再開する。当面は、計画停電の状況などを踏まえながら操業していく。

サッポロビール、サッポロ飲料の商品配送については、15、16日の東北、関東甲信越、首都圏エリアへの出荷を停止。このうち、東北エリア以外への出荷については16日以降、順次再開するが、当面は一部商品に配送の遅れが生じる可能性があるとしている。