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大和ハウス、大型施設の床振動解析システムを共同開発

2014年7月30日 (水)

産業・一般大和ハウス工業は30日、フジタ(東京都渋谷区)と共同で物流施設や工場などの設計段階で、床振動を短時間で高精度に解析できる「大型施設用床振動解析システム」を開発したと発表した。

この解析システムは、両社が2月に共同開発した中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」に続く「シナジー開発」の第二弾。

フジタが開発した床振動解析システム「揺れイザーⅠ」と「揺れイザーⅡ」をベースに開発したもので、床振動解析に有限要素法を採用することで、従来のシステムでは解析が難しかった「鉄骨と鉄筋コンクリートを混合した特殊な梁や開口のある床」など、さまざまな構造の床振動を解析できる。

図面を作成するだけで解析することができ、床の振動を3次元アニメーションで表示するため、初めてシステムを使用する場合でも入力・解析・結果の表示まで短時間で行うことができる。

両社は今後、共同開発したシステムを物流施設や工場、医療施設、オフィスビルなどの設計段階や大規模リフォームを行う際の提案などに積極的に活用していく。