センコー、北関東ロジセンターに新物流施設棟を竣工

ロジスティクスセンコーは8日、北関東地域の事業基盤を強化するため、群馬県太田市の北関東ロジスティクスセンター敷地内に北関東PDセンターを新設、竣工したと発表した。

北関東PDセンターは群馬県で初の免震構造を持つ物流センターで、もともと地震や台風などの自然災害が比較的少ない群馬県に立地しているが、さらに災害リスクを低減するために建物を免震構造とした。また、近隣に自家給油スタンドを設置しており、災害時にもいち早く物流業務を再開できる体制を確保するなど、災害に強い物流センターとしてBCP（事業継続計画）構築に取り組む顧客ニーズに対応する。

同社は工場の立地件数が北関東随一の群馬県太田市で群馬PDセンター、群馬物流センターと2棟の物流センターを持つ北関東ロジスティクスセンターを2009年に開設。

同センターの物流機能をさらに強化するため、延床面積3万2000平方メートルの「北関東PDセンター」を敷地内に増設した。これにより、既存の2棟と合わせて3棟体制となり、総延床面積は7万平方メートルに拡大する。

北関東ロジスティクスセンターは北関東自動車道のインターチェンジに近く、北関東の各都市や都心へのアクセスに優れ、商品配送に適した立地となっているほか、最新のセキュリティゲートを設置し、センター敷地内を出入りするすべての車両の入出場を管理するなどセキュリティへの配慮を充実させた。また、北関東PDセンターの屋上には太陽光発電装置を設置し、7月から売電事業を開始した。