調査・データ資源エネルギー庁が9月30日に発表した8月の石油統計速報によると、8月の原油輸入量は1652万kl、前年同月比3.6%減と6か月連続して前年を下回った。
輸入量はサウジアラビア(483万kl、16.3%減)、アラブ首長国連邦(451万kl、47.7%増)、カタール(209万kl、3.1%減)、クウェート(121万kl、11.7%増)、イラン(99万kl、6.2%減)――の順で多かった。
同月の中東依存度は87.7%で、前年同月に比べて4ポイント増と3か月ぶりに前年を上回った。
燃料油の生産は1496万kl(9.3%減)と5か月連続で前年を下回った。油種別ではB・C重油が増加したものの、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油は減少した。
燃料油の輸入は288万kl(14.1%減)と4か月ぶりに前年を下回った。輸出は226万kl(19%減)で4か月連続して前年を下回った。
国内販売は1432万kl(9.7%減)と5か月連続で減少。全油種が前年同月を下回った。在庫は1118万kl(7%減)で12か月連続して前年を下回った。ジェット燃料油、A重油、B・C重油は増加したが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油が前年同月を下回った。