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国交省調べ

すべての貨物が前年比下回る、7月のトラック輸送

2014年10月3日 (金)

ロジスティクス国土交通省が2日発表した7月のトラック輸送情報によると、特別積み合せ貨物、宅配、一般貨物がいずれも前年同月実績を下回ったことが分かった。

特別積み合せ貨物(調査対象24社)の輸送量は569万9693トンで、前月から58万トン増加したものの、前年同月との比較では18万7000トン減少(3.2%減)した。稼動1日当たりの輸送量は22万7988トンで、前月より1万8000トン多く、8.7%増となった。前年同月比は2%減。

宅配便貨物の取り扱い個数(調査対象14社)は3億2952万1000個で、前月より3708万3000個増加。前年同月との比較では、547万9000個減少、1.6%減となった。

品目別では、すべての品目で前月より輸送量が増加したと回答する事業者が多く、工場・生産地からの貨物増が全品目で見られた。また、倉庫から出る貨物増が化学工業品、食料工業品で見られた。地域は、関東から中国の範囲で増加したと回答する事業者が多かった。

前年同月と比べると、すべての品目で輸送量が減少したと回答する事業者が多く、倉庫から出る貨物減が化学工業品で、工場・生産地からの貨物減が日用品で、デパート・スーパーの貨物減が「その他」で見られた。

全国の一般貨物トラック事業者(回答事業者815社)の輸送量は、前月比6.6%増、前年同月比0.1%減となった。