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両県で初の荷主意見交換会を実施

「京浜港の渋滞ネック」と青森、仙台の荷主企業

2015年1月28日 (水)

国内関東地方整備局は28日、青森県と宮城県で昨年12月中旬に両県で初の荷主意見交換会を実施したと発表した。

16日に開催した青森県八戸市の意見交換会には、アルバック東北、大平洋金属、八戸臨港倉庫、三菱製紙、八戸港湾運送の5社が参加。

テーマとなった国際コンテナ戦略港湾政策については「釜山などトランシップは積替時の荷物のトラブルが多いため、荷役作業のトラブルが少ない京浜港を利用している」と同政策に沿った意見が出されたほか、「コストを考慮すると、八戸港から北米や東南アジアへの直航便就航が望ましい」など、京浜港を起点としたフィーダー輸送に否定的な見方もあった。

17日には仙台市で開催。オーヤマ、スリーエムジャパン、セルコホーム、大東建託、東洋ゴム工業の荷主企業5社が参加した。

意見交換会では、「京浜港利用貨物が半数程度を占めるが、京浜港の渋滞の関係にでリードタイムがかかるため、輸出入とも仙台塩釜港へのシフトを検討している」「京浜港でのドレージ確保が困難になってきており、渋滞対策についてハード・ソフト両面の対策を急いでほしい」など、京浜港の渋滞がネックになっているとの意見が目立った。