名糖・ヒューテックが統合契約、社長に名糖・林原氏

M&A名糖運輸とヒューテックノオリンは24日、共同株式移転による共同持株会社「C&Fロジホールディングス」を10月1日付で設立し、経営統合する統合契約書を締結、共同で株式移転計画を作成したと発表した。

共同持株会社の社長には林原国雄・名糖運輸社長が、会長にはヒューテックノオリンの松田靫夫会長がそれぞれ就任する。ヒューテックノオリンの綾宏将社長は営業担当の副社長に就く。

両社は2月10日に経営統合に向けて合意したと発表した後、統合に向けた具体的な協議を進めていた。

経営統合により、名糖運輸とヒューテックノオリンは今後、それぞれの強みとしているチルド、フローズン物流のノウハウを活かしながら連携を強化し、業務領域の拡大による顧客サービスの向上、経営基盤の強化を図る。

事業規模の拡大を通じ、インフラの共有と再編によって効率的な経営の実現を目指す。両社が主力とする保管、仕分け、輸配送でそれぞれの得意分野を一体化し、低温食品物流できめ細かなサービスを提供していく。

また、両社で人材の共有化による生産性の向上を図るほか、人事制度の整備による処遇改善、人材育成やキャリアアップ支援制度の拡充などを進め、人材採用の強化に注力。購買部門では施設・車両などのボリュームメリットを追求し、採算性を高める。

■C&Fロジホールディングスの役員体制