ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大阪港、1月の取扱貨物10.4%減少

2015年4月30日 (木)

調査・データ大阪市が30日に発表した1月の港湾統計(速報値)によると、同月の総取扱貨物量は656万トン(前年同期比10.4%減)となった。このうち外貿貨物は291万トン(7.1%減)、内貿貨物も364万トン(12.9%減)となり、ともに4か月連続の減少となった。

内貿貨物は、移出が162万トン(11.1%減)、移入が203万トン(14.3%減)でともに4か月連続で減少となった。昨年7月以降、9月を除いて減少が続いている。

外貿貨物のうち輸出が75万トン(29.5%増)でインドネシア、韓国、アメリカの取扱いが増加した鋼材(93.8%増)や中国の取扱いが増加した再利用資材(24%増)、中国、中国(香港)の取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(26.8%増)などが増え、5か月連続の増加となった。

輸入は216万トン(15.4%減)で、石炭(8.8倍増)は増加したものの、中国、中国(香港)の取扱いが減少した電気機械(30.4%減)や中国の取扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(25.3%減)、中国の取扱いが減少した家具装備品(22%減)などが大きく減少したことが要因で、4か月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が58万トン(19.4%増)と22か月連続の増加、輸入が190万トン(18.7%減)と4か月連続の減少となり、月間取扱量は247万トン(12.2%減)だった。コンテナ個数は輸出が7万2000TEU(13.1%減)、輸入が9万TEU(18.7%減)で月間取扱個数は16万2000TEU(16.3%減)で、4か月連続で減少した。

全体の入港隻数は1860隻(7%減)、総トン数は843万総トン(6.4%減)で、このうち外航フルコンテナ船が276隻(11.3%減)、内航フェリー船が161隻(15.7%減)となった。フェリー貨物は230万トン(19.9%減)で4か月連続で減少し、乗降人員は6万人(10.2%)減少した。