NSユナイテッド海運、原油輸入伸び営業利益9.9％増加

財務・人事NSユナイテッド海運が4月30日に発表した前3月期決算は、売上の8割を占める外航海運事業で増収増益となったことを受け、営業利益が7.1％増加した。

外航海運事業は、ドライバルク市況は厳しい水準だったが、原油タンカー市況が原油額の下落で輸入量が増加したこと、将来の値上がりを期待した洋上在庫の積み増しなどで増収増益となった。

今期は中国や資源国などの成長鈍化や世界経済自体が緩慢な回復にとどまる見通しから、売上高1580億円（0.2％増）、営業利益82億円（13.5％減）、経常利益61億円（41.3％減）、最終利益51億円（40.9％減）を見込む。

［NSユナイテッド海運］2015年3月期連結決算（単位：百万円）