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名村造船所、シリーズ18番目の3.4万トン貨物船引渡し

2015年9月25日 (金)

荷主名村造船所、シリーズ18番目の3.4万トン貨物船を引渡し名村造船所は24日、伊万里事業所(佐賀県)で建造していたラベンダーマリタイム社向けの3万4000トン型ばら積み運搬船「カミラ」を引き渡した。

同社グループの函館どつくと共同開発したハンディサイズバルクキャリアシリーズで18番目の貨物船で、穀物、石炭、鉄製品、ログなどを運ぶ浅喫水船をコンセプトとしている。

貨物艙はすべてセミボックス形状で広い艙口を備え、5ホールド・5ハッチとした。デッキ上にログ積みを行うために上甲板に固定式、起倒式のスタンションを装備。ハッチカバー間の船体中心線上に4基のデッキクレーンを配置し、荷役設備がない港湾でも荷役作業を行うことができる。

■カミラの概要

全長:179.96メートル
幅(型):30メートル
夏季満載喫水(型):9.8メートル
総トン数:2万1532総トン
載貨重量:3万4334重量トン
主機関:MAN B&W 6S46ME-B8.3 1基
定員:24人
船級:日本海事協会(NK)
船籍:マーシャル諸島