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名古屋港、15年上半期の取扱貨物量5.5%減

2015年10月2日 (金)

国内名古屋港管理組合は1日、6月と2015年上半期(1-6月)の名古屋港統計速報を公表した。6月の入港船舶は2837隻(前年同月比1.8%増)で、総トン数は1990万トン(3.1%増)となった。総取扱貨物量は輸出で増加したものの、輸入と移出入の減少で1640万トン(4.3%減)で前年を下回った。上半期の入港船舶は1万6851隻(前年同期比0.4%増)で、総トン数は1億1582万トン(0.5%減)で、総取扱貨物量は9940万トン(5.5%減)だった。

外貿貨物は、6月の輸出入合わせて1081万トン(前年同月比2.5%減)だった。このうち輸出は自動車部品(7.9%減)が減少したものの、完成自動車(17.4%増)の増加で、468万トン(5.8%増)と増加した。一方輸入は、原油(39.5%増)が増加したが、LNG(13.1%減)や鉄鉱石(36.8%減)の減少で、613万トン(8%減)と前年を下回った。上半期は輸出入合わせて6483万トン(前年同期比5.8%減)で、このうち輸出は2692万トン(3.6%減)、輸入は3791トン(7.2%減)だった。

内貿貨物は6月が移出が305万トン(前年同月比11.5%減)、移入が255万トン(2.5%減)で、全体では560万トン(7.6%減)。上半期としては移出が1865万トン(前年同期比8.2%減)、移入が1592万トン(1%減)となり、全体では3457万トン(5%減)で前年実績を下回った。

6月の外貿コンテナ貨物量は、394万トン(前年同月比3.3%減)と前年実績を下回った。このうち輸出は産業機械(8%増)が増加したものの、自動車部品(7.9%減)の減少で、197万トン(3.4%減)だった。輸入は自動車部品(2.9%減)、衣類・身廻品・はきもの(5.6%減)などが減少したため、197万トン(3.2%減)となった。上半期の外貿コンテナ貨物量は2310万トン(前年同期比4.8%減)で、このうち輸出は1127万トン(3.9%減)、輸入が1183万トン(5.6%減)だった。