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6月の大阪港、総取扱貨物量が10.7%減少

2015年10月2日 (金)

国内大阪市港湾局が2日発表した、6月の大阪港の港湾統計によると、外貿・内貿貨物がともに伸び悩んだことを受け、総取扱貨物量は10.7%減(前年同月比)の641万トンだった。

総トン数は859万総トン(8.2%減)で、入港隻数は6.3%減の1873隻だった。外航フルコンテナ船は289隻(2%減)、内航フェリー船は151隻(14.2%減)だった。

取扱貨物量は外貿貨物が288万トン(8.7%減)と4か月連続の減少、内貿貨物も352万トン(12.3%減)で9か月連続の減少となった。

外貿貨物のうち輸出は86万トン(5.6%増)、輸入が202万トン(13.6%減)だった。輸出は完成自動車(30.5%減)や産業機械(10.5%減)が減少したものの、ベトナム、中国、台湾の取扱いが増加した鋼材(25.5%増)や鉄鋼(2.3倍増)、再利用資材(5.9%増)などが増えたことで10ヶ月連続の増加となった。

輸入は製造食品(10.8%増)や鋼材(4.2%増)は増加したものの、中国、中国(香港)、タイの取扱いが減少した電気機械(20.9%減)や衣服・身廻品・はきもの(9.1%減)、染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(13.7%減)などの減少で4ヶ月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が69万トン(3.5%増)と4か月連続の増加、輸入が186万トン(10.6%減)と4か月連続の減少となり、月間取扱量は255万トン(7.2%減)だった。

コンテナ個数は、輸出が7万4000TEU(13.4%減)、輸入が8万9000TEU(10.1%減)で月間取扱個数は16万3000TEU(11.6%減)となり、4か月連続の減少した。

内貿貨物は、移出が154万トン(11.9%減)、移入が198万トン(12.6%減)となり、ともに9か月連続の減少、フェリー貨物は230万トン(14.2%減)で9か月連続の減少となり、乗降人員は5万人(2.1%減)だった。