調査・データ日本海事センターがこのほど発表した、アジア米国間航路のコンテナ荷動き速報によると、8月の復航荷動き量は、前年同月と比べ6.5%減の53.4万TEUとなり、13か月連続で減少した。
国別では、中国揚(0.7%増)が増加した一方、日本揚(5.6%減)、韓国揚(6%減)、台湾揚(21.3%減)は減少。地域別ではASEAN揚(11.1%減)と南アジア揚(9.1%減)がそれぞれ前年を下回った。
日本揚は2014年の年計ベースの品目別順位で3位を占める、家具と家財道具(10.2%増)が2か月連続で増加したものの、1位のペットフードと動物用飼料(8.8%減)は4か月連続で減少、2位の肉とその調整品(17.2%減)や4位の野菜と種苗類(4.8%減)も減少し、5か月連続減の6.4万TEUとなった。
中国揚は、2位の木材とその製品(3.5%減)が6か月連続で減少した一方、1位の紙、板紙類とその製品(1.3%増)が2か月連続の増加、3位のペットフードと動物用飼料(53.2%増)や4位の家具と家財道具(18.4%増)も増加したことから、微増ながら2か月ぶりに増加し、24.2万TEUとなった。中国・香港揚合計では、2.3%減の26.4万TEUだった。
韓国揚は、1位のペットフードと動物用飼料(1.3%増)が2か月連続の増加となったものの、2位の紙・板紙類とその製品(10.7%減)が3か月連続の減少、3位の肉とその調整品(8.2%減)と4位の家具と家財道具(12.9%増)も減少したことで、2ヶ月ぶり減少の5.2万TEUとなった。