アイシン精機、インドに設計・生産会社を新設

荷主アイシン精機は28日、インド市場で事業拡大を図るため、同国北部のハリヤナ州に「アイシン・オートモーティブ・ハリヤナ社」（AHL）を、南部のカルナタカ州に「アイシン・オートモーティブ・カルナタカ社」（AKL）を設立したと発表した。

同社は、1999年からインドで車体系部品の生産をはじめたが、インド北部で生産基盤を整備することに加え、ニーズを的確に捉えて市場に適した製品を早く提案していくため、営業・設計などの機能を持つ新会社AHLを首都ニューデリー近郊に設立したもの。

また、南部のバンガロール市近郊にも新たに生産会社AKLを設立し、既存の生産会社と併せた現地での生産工程拡大により、生産体制の強化を図る。

同社では「成長著しいインド市場で現地の生産品目拡大と生産能力強化を図り、現地自動車メーカーへの供給体制を構築する」としている。